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  • 執筆者の写真Ryosuke Misawa

東急プラザ銀座展示スタート

明日5/21(金)から、延期となっていた東急プラザ銀座での展示が始まります。 7/22(火)までの2ヶ月間となります。始まりの土日は在廊予定です。ぜひいらしてください。 <Grand Pas de Deux> 今回展示している作品は、過去に僕ではない第三者によって制作された作品や撮影された写真を素材とした、カメラを使用していない写真作品群です。作品群のテーマであるGrand Pas de Deuxは、バレエにおける男女の踊りを意味しており、過去のアーティストの作品と現代の僕の共作を投影しています。


具体的には、メイン作品のEternal reflection(作品タイトル)では、ロシアのアーティスト/Leon Bakstの“Narcissus”というバレエの舞台へのコスチュームデザインの資料を、PCのキャプチャで撮影。それらをフォトショップのアートボードの中でデジタルマニュピレーションしました。それにより時代とエリアを超えたマッシュアップを実現し、新たなイメージとして生み出しています。


この広義での”イメージ”は、過去のアーティストたちが作ったイメージをサンプリングし、現代アートとしてマスタリングした行為を指しています。この行為はまるでアートにおけるバトンのようなものであり、脈々と続くセッションなのです。

しかしこれは一方で、写真というメディアの格式においてはまるでセセッション的な動きでもあるという、アンチノミーをそこに描き出します。

そして、この「写真メディア」と「現代アート」の狭間に存在しうることこそが、僕の行っているアートの命題なのです。 一見すると、アートの文脈としては正しそうであるにも関わらず、写真メディアの側面から見ると正しくない行いである作品こそ、現代デジタルの発達でしか存在しうることはありません。僕の作品はそれ自体がパラドックスを内包しながら進行し、文脈を更新するのです。 期間 : 5月21日(金)~7月22日(火) 場所 : 東急プラザ銀座 3F&4F








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