この夏の7月26日(月)から8/15(日)までの約3週間、銀座蔦屋(GINZA SIX 6階)さまの
特設展示スペースにて展示を行わさせて頂きます。
タイトルは"SUDDEN"です。 夏の始まりにお越し下さると幸いです。
今回はこれまでよりも、深く絵画文脈からの技法継承を受けて制作しています。
純度の高い作品との出会いを求めた作品たちとなっています。
(About work) 高機能カメラ内臓のスマートフォンの世界的普及により、誰もが写真(イメージ)を容易に撮れるようになった。しかし一方で、日々世界に無限に生み出され続けるそのイメージは、世界を虚構で包み込み、リアルとはズレた認識が先行する恐れのある並行世界を拡張し続けている。我々は、カメラが生み出すイメージによるその副作用が図らずも我々と世界を遠ざける要因になっていることにも目を向けなくてはならない。言わばカメラは現実世界をコピーすると同時に、そのイメージが生み出す人への認識は、人々をリアルから遠ざける機能をも持ち合わせている事を知る必要がある。
そんな世界で、全くの偶発性に満ちたイメージに出会うことなど出来るのだろうか?という疑問が生まれた。もし出来たならば、そのイメージに偶発性を持って自分が出会う時、それは必然的にリアルで、世界の本質を投影したイメージであるはずだ。今回の作品群では徹底して自分からイメージの起源を遠ざけ、制作手法においても偶発的に生まれるイメージとの出会いを求めた。それはランダムに選出された既存のイメージにデジタルマニュピレーションを行い、さらにシュルレアリスム的なオートマティスムを制作の技法に取り入れることで、一定のゴールを持たずに純度の高い出会いを求めた。
結果として、この夏に彼らと出会えたことを嬉しく思う。
Title / "SUDDEN" Date / 2021年7月26日(Mon)~8月15日(Sun) Space / 銀座蔦屋(GINZA SIX 6階) スターバックス前特設スペース
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